政治

“世界最高水準”の研究を支援『国際卓越研究大学』へ10校申請 何を基準に選ぶ?(2023年4月4日)

政府が研究を支援する国際卓越研究大学

https://youtu.be/0rYe0KUFQss

世界トップレベルの研究力が期待される大学を支援する『国際卓越研究大学』の認定に向け、10校が申請しました。 申請したのは、「早稲田大学」、東京工業大学と東京医科歯科大学が統合を目指している「仮称・東京科学大学」「名古屋大学」、「京都大学」、「東京大学」「東京理科大学」、「筑波大学」、「九州大学」、「東北大学」、「大阪大学」の10校で、文部科学省は、今年の秋までに数校に絞り込むことにしています。

【国際卓越研究大学とは何なのか】 国が立ち上げたファンドの収益で、大学に支援する対象が『国際卓越研究大学』です。 国が大学ファンドを設置。10兆円にも上る資金を投資に回して運用益を得ます。具体的には、資産運用機関に委託し、年3000億円の運用益を目指すとしています。そして、その運用益を『国際卓越研究大学』という支援対象の大学に分配していくという仕組みです。金額は、1校あたり数百億円規模です。

海外のトップ大学に比べて、日本の大学は、いろいろな課題を抱えています。資金力が世界トップ大学との差が拡大。それによって、質の高い論文数など研究力が低下しています。さらに、博士課程学生は減少。若手研究員の待遇も悪く、海外へ優秀な人材が流出しています。こうした課題を解決するための取り組みです。 認定条件は厳しく、国際的に優れた研究成果を出すことはもちろんですが、年3%の事業成長など意欲的な戦略があることなどが条件です。つまり、研究などにかけるお金を、毎年、増やしていくことが求められます。

秋までに数校に絞り込み、来年度からの開始を予定しています。

個人的見解

大学に進学、就職する場合、修士課程で終えて就職する人が多い。理由は、学士(学卒)よりも就職が有利で、博士よりも就職しやすいから。

これによる弊害は博士志望者が減ってしまうこと。研究に進む人が減れば、基礎研究も他国に後れをとるし、新しい技術も生まれにくい。

博士課程を目指す人が、アメリカや中国に渡るのは、仕事があり十分な収入も得れるからだ。

日本政府もそれを危ういとみて、国際卓越研究大学を発足する。これは新しい大学ではなく、認定された大学に資金を提供するというもの。いい流れだと思う。これに伴って学生で起業できるような風土が生まれれば、もっと日本の研究も進んでいくと思う。